短い名古屋帯をきれいなお太鼓にする方法
短めの名古屋帯。
ポイント柄(前とお太鼓の部分にのみ柄がある帯)だと、ちょっと困ることも。
そんな帯でもキレイなお太鼓にする方法を考えました。
短い名古屋帯は、普通の結び方では柄出しがうまくいきません。
通常通りに手の長さを確保しようとすると、前柄がおおきくズレてしまいます。
そしてそういう帯は、お太鼓の柄もきちんと出せないことが多いのです。
このように前柄が大きくずれる帯は
今までは、手の長さが短くなるのを我慢して柄出しを優先させたり
柄を出せるように、あえて変わり結びをしたりするしかなく
きれいなお太鼓にすることは、半ばあきらめざるを得ませんでした。
でも、どうしてもお太鼓を!と試行錯誤して
こんな帯のために、キレイなお太鼓が結べる方法を考えました。
前も後ろも良い位置に柄が収まって、手の長さも足りています。
胴に一回だけ巻きつける方法とは違って、余った部分の処理にもたつくこともありません。
もちろん特別な器具などは要りませんよ。
普通に結ぼうとすると、前柄がこんなところに来てしまう帯も
私が考えた手順で結ぶと、この通り。
体型が変わって、帯の長さが足りなくなってしまった
そんな方にも、この方法をお勧めします。
また、長さは十分にあるのに、柄の出かたに満足できない帯
短いわけではないとはいえ、調整しすぎると、きれいなお太鼓にできないことも。
そんな帯でも問題なく調整できます。
お気に入りなのに、短いということでお太鼓をあきらめていた帯も
この方法を知れば、着物生活に生かしてあげることができます。
お気に入りのコーディネートでお出かけすることも、夢ではなくなりますよ。
短い名古屋帯のお太鼓レッスンも、随時承っております。
お気軽にお問い合わせくださいませ。